セラミックの種類|吉祥寺アイ歯科
2021/03/18
おはようございます。吉祥寺アイ歯科です。
セラミックと言っても種類や作り方はさまざまあります。私も知らないものも多々あるかと思いますが、私が知る限りで説明させていただきます。
今回は被せ物だけに焦点をあわせてお話します。
歯科で使用されるセラミックの歴史をみるとわかりやすいのでみてみましょう。
昔のセラミックは強度の問題があり、欠けることが多かったようです。耐衝撃性が低かったのです。そのため強化プラスチック(プラスチック+セラミック)の方が耐衝撃性も高く、使用することが多い時もあったようです。また被せ物だと内冠に金属を使用しセラミックを築盛する方法を取っていました。
内冠には金、貴金属、卑金属など使用されていました。
その後ジルコニアセラミックという人口ダイアモンドとも言われる材料がでてきました。
初め出てきた時は七色に反射するようなもので、審美的とは到底思えない程でした。
オールセラミックの内冠として使用でき、金属が必要なくなりました。
その後セラミックに圧をかけて、セラミックの強度を増したemaxという製品がでると、瞬く間に歯科業界に広がりました。
強度を増すことで、欠けにくく、また内冠を必要としなくてよくなりました。いわゆるオールセラミッククラウンの誕生です。
同時にCAD/CAMという機器も小型化されて広まってきます。
簡単に言うと、これまで人の手で作っていたものを、スキャナーでデータ化し3Dプリンターで削りだすというものです。大きい工場でしかできなかったジルコニアの加工が小さい工場、歯科医院内でもできるようになりました。
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